人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今年も日本に行って来た。(帰国して来た、とはもう言えないのかも…)

日本に行くたび素敵グッズ、便利グッズを購入して来るのだが、今回のそれはサンバリアのUVメーターだ。

前世紀に付き合っていた恋人から「ほくろ多いよね」と言われたことがきっかけで、その後何年もかけて顔のほくろを10個以上取り、そこから顔から異物を取り除いていくのが病みつきになりしみ治療も定期的にするようになった。
コロナ禍に流行ったトレチノイン・ハイドロキノン治療をした後で、逆に刺激で肝斑が悪化してしまったことで気づいたのは、刺激は悪手でしかないこと。
物理的に紫外線をブロックすることが自分の肌には最善であること。

早速UVメーターが届いたので、日本であちこち測ってみる。
喫茶店の窓際にも否応なく紫外線は入り込んだし、借りていたアパートもそうだった。でも、レースのカーテンをひいて窓際から1メートル離れれば、紫外線はもう届かない。小さな心がけで随分紫外線から身を守ることができる。

イタリアの自宅はどうだろうか。リビングは午後から日当たりが良すぎるし、洗濯物を干すのに使っているテラスなど全面ガラス張りなのだ。
が、しかし、どうだ。
紫外線数値は0を示すではないか。
実はカーニバルの騒音に耐えられず、数年前に家中の窓を改装して合わせガラスにしていたのだった。防寒にも役立っているとは感じていたが、それがまさか紫外線カットもしているとは知らなかった。
朝起きてすぐに日焼け止めを塗り、帽子を被って洗濯物を干していたのは全くの徒労だったわけだ。

日焼け止めを塗ることだって少なからず肌には刺激を与え、負担になる。それでも日焼けするよりはいいのだと思ってせっせと塗ってきた。
しかし、家の中は私にとってセーフゾーンだと分かった。

サンバリア100さんのグッズは他にも購入して、下手な高級ブランドを買うよりサンバリア100さんだと思っているので、他のSNSでも推しをアピールしていく予定。


# by ayusham | 2023-08-05 17:51 | 日記

日本への一時帰国で念願のパーソナルカラー診断に行ってきた。
流行に便乗して、顔タイプ診断もオプションでつけてもらう。

自己診断ではブルーベース夏だったのだけど…
診断はイエローベース春でした!
顔は曲線寄りで、フェミニン。
アドバイスから、体型はウェーブと予想される。

今まで、制服思考から間違いないと買っていたブルーベースの服、確かに顔がくすんで見えていたのよね。
定番だからと買ったかっちりしたトレンチコート、流行っていたから買った麻のカラーシャツ、便利そうだと買ったワッフルコットンのトレーナー、微妙に似合わなくて、野暮ったく見えて、気分も落ちていたのよね。

スタイリストさんに診断してもらうのは安くはないけど、服を選ぶ時に迷いがなくなるし、TPOに合った服をどうやって自分に似合うスタイルや素材に寄せていくか考えるのは楽しい。
例えば今日は移民局に行く予定があったので、自分に似合う可愛いワンピでは行けない。
でも、本来似合わないコットンTシャツでも、体のラインが出て、袖にレースがあしらわれているデザインにする。
本来に合わないGパンでも、柔らかい素材で、明るい色で、足首を見せて重心を上げる。
そうすることで、100%素敵でなくても、TPOに合っていて、野暮ったくない自分でいることができるのが分かった。

例え近所に買い物に行くのでも、知人に合いたくないような服はもう身に着けるのはやめようと思う。
昭和メイクも卒業卒業。

# by ayusham | 2022-08-19 01:45 | 日記

南チロルにて

職場の保養が抽選で当たって、南チロルの山に来ている。
娘はもともと高校の最終試験の勉強の為について来なかったのだが、夫は仕事の為、ティーンエイジャー真っ盛りの息子も友達と過ごしたいと言うことで、早めに引き上げた。

まるまる一人で過ごす一日なんて、私は多分一年に一度もない。
昨日の午後と今日だけ、私は家事からも解放されて、好きなものを食べて、好きなことをして過ごしてよかった。

80年代に聞いていた音楽を聴きながら仕事をした。
私は自分の仕事が好きなのだ。仕事が進むと気分がいい。

今日は歩いて10分ほどのスーパーで買ったウィンナーと、冷食のグリーンピースと、口が臭くなっても構わないのでニンニクの塊を数個まるごと炒めて食べた。昼間からビールも飲んだ。家族とバカンスに行っても、結局は子供達が喜びそうな場所へ行ったり、栄養を考えたりと、家族優先にしていることに気付いた。

南チロルでは、日焼けしたくない私が愛用しているへんてこりんな山帽子を被っていても、誰も変な目で見ない。山だからね。
どこのお家も花の手入れをしていて、心が和む。

自宅に帰ったら、一鉢だけでも花を買おう。毎朝花がらを摘んで水やりをする。それが自分への南チロルの土産だ。



# by ayusham | 2022-06-25 06:06 | 日記

2022夏のギターフォルダ

ロックダウンの間にクラシックギターを習い始めた。その間には個人的に辛い出来事があり、ギターなしではやっていけなかった。座禅をしても同じことばかりぐるぐる考えてしまう私には、楽器は素晴らしい。弦楽器の、弾く(はじく)という行為も好きだ。

この夏、山や日本のあちこちを移動するのに、やはりギターを持っていくことにした。そのせいでスーツケースをひとつ諦めることになる。年に1度の帰国でそれは大きな犠牲なのだけど、1か月後に自宅に戻って、私の指が音を忘れてしまうことのほうが悲しいのだ(強がって書く)。

楽譜はドライブに入れていく。フォルダに入れる課題曲をリストアップした。

エチュード(マウロ・ジュリアーニ)
初めは苦手なスラーだったけど、毎日のルーティンにして体に覚えさせる。

ナイチンゲール(作者不明)動画参照
初めてのデュエット曲で、下のパートを先生に演奏、録音させてもらった。シンプルだけど美しい旋律でずっと弾いていたくなる。

2台リュートによるカノン(作者不明)
デュエット。自分で上パートを録音して、少しずつ速くしている。ゲーム感覚で楽しい。

エチュード(フェルナンド・ソル)
シンプルな和音曲。暖かい光を迎えるように弾く。

ワルツ(タレガ)
ヨーロッパで有名な着メロが入っている。そこだけ弾きたいんだけど、そうもいかず笑

アンドレイーナ(アントニオ・ラウロ)
自分でこんな美しい曲が弾けるようになるとは思わなかった。運指を忘れたくないので毎日弾く。誓う。ギターが持てる限り毎日弾く。

アデリータ(フランシスコ・タレガ)
初めての難曲。12フレットに触れること、ピアノと違って耳で音を探す体験は、知らない国に行って文法書なしで言葉を覚えていくような体験だった。これも死ぬまで弾く曲と決めている。

その他にロマンス派の小品を5曲

こうして書くと、随分といろいろな曲が弾けるようになった。私の心は深く傷ついていたのだ。傷は傷のままだけど、せめてその傷に触れる時にこの音楽が聞こえる。





# by ayusham | 2022-06-01 04:51 | ギター

ウーディネ極東映画祭へ

仕事の招待枠で今年も極東映画祭へ行ってきた。
自転車操業のような働き方をしているので、現地でもホテルで仕事をしている時間が多かったが、せっかくの招待に応えるべく、映画は定期券を購入したし、なるべく現地で外食してお金を使うようにした。

今回は在日クルド人難民を描いた「マイスモールワールド」が考えさせられた。
最近、イタリアの入管に腹を立てていたのだけど、こちらはまだ人道的だね。
難民の子供という選択肢のなかった人間から滞在許可を取り消すなんてあり得ない。

北野武監督はマスクをつけてのロシア上空を避けた長距離飛行で渡伊を断念したそうだ。
世界が平和になる日はいつだろうか。

# by ayusham | 2022-05-01 17:56 | 本・シネマ