富良野 フーラヌイの地

北海道の地名の多くはアイヌ語からきている。
未開の原始林だっただけあって、川や沢、山や窪地など地形にちなんだものが多い。

それもただの川ではなくて
森の中にある川、葦の多い川、硫黄の流れる川、冷たい泉の湧く川
ただの沢ではなくて
和人の女が多くいる沢、美しく神秘的な沢、ブドウのある沢

恋をするならフランス語というなら、冒険するならアイヌ語といったところか。
口承によってのみ存在する言語を和人が文字として記録していったため、当てられた漢字と本来の意味が遠いところにあることにも驚く。

石狩 イシカラペッ 曲がりくねった川
札幌 サッポロペッ 乾いた大きな川
発寒 ハチャム 桜鳥が多い
夕張 ユーパロ 鉱泉の湧き出る地
奥尻 オクシリ 悪い陸
色丹 シコタン 最良の村

今回私たちが訪れた場所は、
富良野 フーラヌイ 硫黄くさい泥土
f0215198_0594598.jpg

富良野はラベンダーが咲き誇り、ドラマ北の国からのイメージそのままで、そこに原始林が広がっていたこと、入植者が斧でその木々を一本一本切り倒していたことなど、少しも想像がつかない。
旅の前に、硫黄臭い強酸性の泥土が開拓者たちの手によって「富む良い野」になるまでの開拓史に少しでも触れておいてよかった。地元野菜の美味さを、有難く頂く。

開拓者は必ず故郷の豆を持って入植したそうだ。
私には未開の地を切り拓く精神はないけれど、故郷の種を持っていく気持ち、すごく分かる。
それは自分のルーツ、新しい土地で根を張るためのお守り。
来春は屋上テラスに日本の野菜を植えようと思う。
[PR]
by ayusham | 2014-08-24 00:27 | 旅行 | Comments(5)
Commented by poirier_AAA at 2014-08-27 18:53
仲のいい時も喧嘩している時もフランス語を直され続けているわたしなので、フランス語と恋を結びつける感じが全然わからないのですが、、、、アイヌ語には確かにロマンを感じますね。詩的だと思います。

ポルトガル人は移民した先でも自宅の庭に必ずキャベツ(ケール)を植えるとか。日本人なら紫蘇かなぁ。うちのベランダは北向きなので野菜は難しいのです。屋上テラスならきっと上手く育つでしょう。楽しみですね。
Commented by ayusham at 2014-08-28 06:23
ご主人、梨の木さんに恋してる目でしたよ!梨の木さんたら鈍感過ぎるわ!

ポルトガルのお家ではキャベツを株単位で収穫せず、食べる時に必要な分だけ葉を取ると聞いたことがあります。
紫蘇植えてみよう。日当りに問題があるならミョウガはどうですか?
Commented at 2014-08-29 19:38 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by poirier_AAA at 2014-08-30 19:18
ちゃんと気がついてますよ。でも夫には今、小さいライバルが2人いるので大変なのです。

茗荷もいいのだけれど、ほんとはまず紫蘇が欲しいんですよね。
駄目もとで来年試してみようかな。
Commented by ayusham at 2014-08-30 20:57
梨の木さん

ごちそうさまです。ご主人、ライバル達に負けてるかも?ほほほ。

姉のベランダでは紫蘇が大きく育ってましたよ。でも完全無農薬だったので一夜にして3匹の青虫に食べられて葉脈だけになってました。
<< アイスバケツはかぶらないけれど 端レースのワンピース >>