アンと私

3年間お世話になった息子の担任教師はなかなかの気分屋だった。

息子は秋から私立学校に転校したのだけれど、転校先のクラスには随分先に同じ理由でアンの息子が先に転校してくれていて、クラスの様子や信頼できる担任教師の話を聞いていたので全く、不安はなかった。


アンはここヴェネツィアで私が信頼する友人の一人だ。

マルセイユ出身だけれど、国連職員としてタイ、スペイン、イギリス、イタリアで働いてきて、祖国よりも海外で過ごした年月、とりわけヴェネツィアで過ごす年月が一番長いと言う。彼女の家は南仏ベースにエゾチックな香りがあって、温かいお茶とお喋りにいつも落ち着く。アンの息子は彼女によく似ている。

友人として付き合っていくのに、好きなことよりも嫌いなことや許せないことが同じことが大切な気がする。彼女は見栄を張ったり媚びたりすることを嫌う。彼女を見ていると着飾らないこともスタイルだと納得する。私も大きく影響を受けたと思う。彼女は金髪で、着古した素材に青碧がよく似合う。アンの息子の瞳の色とリンクしている。彼女の父の瞳も同じ色だそうだ。

私はまだ自分に何色が似合うのか分からない。
今日はこれからアンと一緒に美術館(ペーサロ宮)へ行くので、私に似合う色、聞いてみようかな。
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by ayusham | 2016-12-28 21:34 | 日々のこと | Comments(4)
Commented by poirier_AAA at 2016-12-31 20:38
今年の後半はayushamさんの書く文章を読めて、とても嬉しかった。ayushamさんの文は山椒みたいなもので、この味はほかの人にはだせない。ときどき読むと、ピリッとして気持ちが締まるのです。

ご家族そろって、どうぞ良いお年をお迎えください。
Commented by ayusham at 2017-01-01 00:34
>梨の木さん

海外にいるとブログはまるで日本語の筋トレのようです。拙い文にお付き合いしてくれてありがとうございます。

梨の木家もよいお年をお迎えください。
Commented by milletti_naoko at 2017-01-02 19:40
イタリアの女性は、この髪の色には赤が似合うなど、人それぞれ髪や瞳の色が違い、幼い頃から耳学で学んでいるからか、さっと似合うのは…と確信を持って言ってくれるのですごいなと、わたしも感心しています。アンさん、経験豊かなすてきなお友達ですね。
Commented by ayusham at 2017-01-02 20:38
>Naokoさん

コメントありがとうございます!

そういえば子供に編む毛糸を選びに行くときも、店員さんに「瞳の色は?髪の毛の色は?」と聞かれます。日本ではない光景ですね。

最近、加齢と共に肌がくすんでデコルテも寂しくなってきた気がするので、自分の気持ちが明るくなるような色を探してみようと思います。
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