カテゴリ:日々のこと( 98 )

十七年目の結婚記念日

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ジム通いと家族行事に埋(うず)もれて十七年目の結婚記念日
日々の筋トレも結婚生活も現状維持が何より大事
アントニオ・ビバルディの奏でし春は重いコートをまだ手放せず
どちらかが先に逝ったらと君は言うコープの帰り雨の小路に
君逝かば猫を三匹飼うだろう三匹に君の名を付けるだろう


San Giacomo dell'Orio にあるレストランでは、カンノーロを初めて食べた。
カンノーロは今まで、きっと甘すぎると思って食わず嫌いでいたのだ。
夫と半分にして大事に食べていると、まるで私たちは恋人同士のようであった。

レストランでは女店主と、古い共通の友人の話をした。
友人は糖尿病と腎臓病と鬱を患っており、メッセージを送っても滅多に返信は来ないのだが、今一緒に通ったレストランに来ているよ、と送ったらすぐに返信が来た。
このレストランはずっと続くといい。
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by ayusham | 2017-05-11 18:38 | 日々のこと | Comments(2)

中華料理レッスン

今日の中国語教室は中華料理レッスンでした。
先生は、(旧)ナンキーノの料理長。
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ナンキーノは今は観光客向けのレストランですが、イタリアに来たばかりの頃、お醤油が恋しくてかなり通っていました。懐かしいです。

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味精wei-jing、味の素か!
他にはオイスターソース、醤油、酒など。

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中華のポイント
・油をためらわない。加油
・火力もためらわない。武火

在住の中国人シェフなのがよかった。
ツバメの巣や臭豆腐と言われても困るが、今日の食材は全て近所のCOOPのものだったので、家でも作れそうである。
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by ayusham | 2017-05-11 04:38 | 日々のこと | Comments(0)

プリマコムニオーネ(初聖体拝受式)

この時期は週末の聖体拝受式が続く。息子の友人達がちょうどその年齢なのである。
小さな島でも地区ごとに集まる人や式の雰囲気は違っていて興味深い。

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サンマルコ地区の聖体拝受式フィリピン人の多く集まる
黒髪のユダヤ教徒のママ友のジャケットの肩の不思議な膨らみ
島中の教会に出現するとうシニョーラ・パオラの歌声今日も
聖体をありがたく受ける人達を後ろから見ている日曜日
携帯で終了時刻をチェックする誰にも見えぬこの角度なら
教会の前で物乞いする女とよそ者同士の挨拶をする

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by ayusham | 2017-05-07 19:50 | 日々のこと | Comments(0)

ムラノ島ガラスミュージアム

フェイスブックの「XX年前の今日」という機能で、偶然にも2年前の今日もムラノ島ガラスミュージアムに来ていたことが分かった。

学生時代バイトさせてもらっていたギャラリーのオーナーに挨拶をしてから、いざガラスミュージアムへ。

ムラノガラスの製作過程を説明する部屋が新しくできていて、現代ガラス作品は新しくなっていた。

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学芸員さんが日本人作家の作品もあるわよ、と案内してくれた。
ミシマ・リツエ 作
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ヨシダ・キミコ 作
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桜、うつくしい
この作品は帰宅してからもずっと私の心に残って、泣きそうだ
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庭へ出てみる。
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シェスタする海月...(作品名を考えてみるなど)
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歴史的建造物とモダンアート、有機物と無機物、西の世界と東の世界の組み合わせがヴェネツィアらしい空間であった。



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by ayusham | 2017-04-17 20:59 | 日々のこと | Comments(2)

イースターバニー

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イースターバニーは異教徒の私にもちゃんと春を連れて来た
連れて来なかったら丸焼きにして食うつもりだった
去年のイースターはある問題に本当に悩んでいたが
バスに揺られながら、去年からしっかりと一年が過ぎたことを実感した


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by ayusham | 2017-04-13 06:02 | 日々のこと | Comments(0)

ことばの忍術経典

中国語中級クラスに通っている。
中国語学習の楽しさをしつこく説いていたら、友人のアレッサンドラも私に押されて昨年の秋から初級クラスに通い始めた。

昨夜はアレッサンドラ、彼女と同じく初級コースに通う仲間たちと王老師を囲んでホームパーティをした。
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初級クラスの一人が、中国語の発音が難し過ぎるという話を始めた。
「そもそも子音が21もあって覚えられないよ。」
「あら、それならイタリア語は30以上あるから、イタリア語の方が難しいということになるわ。」
「いや、声調があるから単純計算でも4倍になるんだよ。もう聞き取れやしないよ。」

そこで私自身も何年経ってもイタリア語のBとVを完全に聞き取れないことを話した。
「でもおかしいな、君は完全にBとVを区別して話しているじゃないか。」
「それは私がその単語を知っているから、意識して発音できるだけ。知らない単語は区別して発音できないし、聞き取りもできないよ。」
「そうか、それなら君の知らないであろう単語で本当に区別できないか試してみようじゃないか。」

そう言って友人は、分厚い医学用語辞典を取り出して、その中から難解な単語を拾い出した。
「Bxxxx、 Vxxxx、さあどっちだい?」
と聞いてきた。
「残念ながら、唇の動きを見て区別出来てしまうよ。」

彼は腕組をして少し考えた後、くるっと私に背中を向けて
「Bxxxx、 Vxxxx、さあどっちだい?」
と聞いてきた。
「残念ながら、閉鎖音と摩擦音の長さで区別できてしまうよ。扉をバタンと閉めるより、床を引きずりながら閉めると時間がかかるでしょう。」

友人は今度はううむ、と唸って携帯アプリでメトロノームのアップテンポを設定し、私に背中を向けてラップ調で
「Bxxxx! Vxxxx! Byyyy! Vyyyy! Bzzzz! Vzzzz! さあ!どっちだい?」
と詰め寄ってきたので、
「それじゃあ私達イタリア人だって分からないわよ!大体それ、どこの国の言語なのよ!」
とみんなでお腹を抱えて笑った。

私達がたどり着いた結論として、母語話者でない者の多くは、完全に聞き取れない音はいつまでも存在し続ける。それを補う為に、知らない間に様々な術を身に付けているということだ。

正しい型を自分に与え続けると同時に、忍術経典も更新していくのが大事なのである。

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by ayusham | 2017-04-02 17:27 | 日々のこと | Comments(0)

今年も塩釜桜

今日からサマータイム。
昨年の311にキオッジャ市で植樹された桜を見に行く。

キオッジャへはバス、そのバスごとカーフェリー、そして水上バスを乗り継いで行く。

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八重桜満開。

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こちらは葉桜へ。
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天気予報は怪しかったけど、晴れ間のうちにお花見ができてよかった。故郷の桜はほんとにいいものだ。港のレストランでお腹いっぱい食べた。

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by ayusham | 2017-03-26 21:50 | 日々のこと | Comments(0)

Quanta vita c'è

ジムでトレーニングしていたら、ラジオから懐かしい曲が流れてきた。



夫が日本での留学を終えてヴェネツィアに戻った年、の翌年だから1998年の曲だ。ヴェネツィアの実家から送ってくれたMDの中に、この曲も入っていた。
当時私達はまだ学生だった。
イタリア語を始めたばかりで歌詞は殆ど分からなかったけれど、サビの部分は簡単だったし、遠距離で寂しかった私はソニーのMDウォークマンでこの曲を聞き、メロディを口ずさんだ。
Quanta vita c'è.. quanta vita insieme a te

ジムから帰宅して、夫にその曲の話をした。
「ねえ、あなたならこのサビを日本語にどう訳す?沢山の人生...人生いろいろ、君と過ごせばってとこかなあ?」
と聞いたら、
「え、違うよ。このQuantaは数量詞じゃなくて感嘆詞だよ。なんて意味のある人生なんだ、君と過ごす日々はってとこでしょう。」
きょとんとした顔で夫は答えた。

なんとまあ!私はずっと「うさぎ美味しい蚊の山」状態でこの曲を口ずさんでいたのだった。

この件があったからという訳ではないのだが、私はようやく重い腰を上げてイタリア語を勉強することにした。

日々の生活の中で、学生に説明する時、アンとたわいもない話をする時、もっと的確な言葉出て来たらいいのにともどかしく思う瞬間が度々ある。
それはテニスのバックハンドみたいなものだ。練習してないんだから打てないに決まっている。楽なフォアで打てるように駆け回り、脚力ばかり発達させてしまった。

何冊か買った語学書は捨ててしまったけれど、初めて買った白水社の文法書は、今でも時折開くことがある。遠過去の部分は、住む予定だったヴェネツィアでは使われないと聞いていたので、dopo!(後で!)と書いて勉強しないままにしていた。あれから20年の月日が流れて、そのページをめくる。
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by ayusham | 2017-03-04 07:52 | 日々のこと | Comments(0)

Pisces vale!

ヴェネツィアはカルネヴァーレの真っ最中!ヴェネツィア人が一番働く時だ。そりゃあもう一年分働く。

今週は仕事前ジムへ行った。その方が疲れ知らずで働けることに気付いてびっくりだ。

今日はひとまず、友達のレストランでお疲れ様ごはん。ここはとっておきの美味しいレストランのひとつ。

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Carne vale, et pisces vale!
Edo, ergo sum.
肉よさらば 魚よさらば!
我食べる、故に我あり。

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by ayusham | 2017-02-26 04:58 | 日々のこと | Comments(0)

訃報/異国に住むとはこういうことだ

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いつか来る知らせはふいに訪れる人込みの中で携帯を見る
ああ異国に住むとはこういうことだ船待つ息はただただ白い
信仰を持つ人ならば駆け込むのだろうか霧のサルーテ教会
ぐるぐるとかき混ぜたなら朝食のカプチーノからこぼれるこころ
四日目は死で五日目は友引で冗談みたいな火葬場の掟
負の遺産あること知らず葬儀後に相続放棄の現実が来る
んで始まる言葉はすべて温かい んだから・んだべ・んでねえべっちゃ
東北に生まれた跡を亡くしても私に遺る故郷の言葉

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by ayusham | 2017-02-10 20:10 | 日々のこと | Comments(0)