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異国に住むとはこういうことだ

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いつか来る知らせはふいに訪れる人込みの中で携帯を見る
ああ異国に住むとはこういうことだ船待つ息はただただ白い
信仰を持つ人ならば駆け込むのだろうか霧のサルーテ教会
ぐるぐるとかき混ぜたなら朝食のカプチーノからこぼれるこころ
んで始まる言葉はすべて温かい んだから・んだべ・んでねえべっちゃ
東北に生まれた跡を亡くしても私に遺る故郷の言葉

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by ayusham | 2017-02-10 20:10 | 日々のこと | Comments(0)

長靴を袋に詰めて


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長靴を袋に詰めて家を出る潮位九十五センチなれば



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by ayusham | 2017-01-13 16:56 | 日々のこと | Comments(2)

2017年抱負

明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

キキ3歳になりました。

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休み時間にに駅前のトイレに行ったら教室に戻れなくなる、という初夢を見ました。
舞台は何故か日本の山間の村でしたが、心のどこかで焦っているのかな?
それがおまえの深層心理だ!と言われれば、何でも当てはまる気はする。



2017年抱負を記します。年末に振り返った時に、自分に頑張ったで賞をあげられますように。

美味しいものを沢山食べたい+作りたい。
友達が簡単に作れるよ、と言っていたヴェネツィア料理をどしどし作ってゆきたい。
今朝早速ティラミス用のマスカルポーネとサヴォイアルディを買ってきた。
上手に作れたら、新年会でも披露するつもり。

美しいものに沢山触れたい。
先日ペーサロ宮では、アンが一番私に見せたかったという印象派の画家ホアキン・ソローリャの作品は外にお出かけしていて見られなかったのだ。
市内にある11の市立美術館へも足を運ぼうと思う。

ブログ名八年前の自分とは違っているから少し付け足す
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by ayusham | 2017-01-02 19:49 | 日々のこと | Comments(0)

永遠の都

tomomatoさんがヴェネツィアにいらしています。
なんと同じ時期にローマに滞在していたことが判明!どこかですれ違っていたかもね...

tomomatoさんのカメラの調子が悪かったようなので、代わりに私が永遠の都ローマの写真をupしておきましょう。

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物乞いの女の嘘と霧雨と全て飲み込む古代遺跡は
浅黒き肌の傘売りよけながら旅人は探す枯れたトレヴィを
雨上がり濡れた花びら異教徒の我にも鐘の音は降り注ぐ

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by ayusham | 2015-04-16 16:57 | 旅行 | Comments(0)

さかなのしっぽ

只今自宅の引越し中です。6年お世話になったこの家。ご近所さんや動物たちともすっかり仲良くなりました。夕飯のおかずが家の前で釣れたり、夕暮れ時はラグーンと空の色が変わっていくのを眺めたり、いつも海と繋がっているような心地のする場所でした。

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おむかいの窓から見えるシニョーラの姿に慣れて六年の経つ
珍しく雨戸の閉まる日続けば異国に住みし子訪ねたとう
地上で会えば別人のように見え窓のフレームはいつも必要
歯を見せて笑いいるなりリビングの大きな窓から犬(クリス)を呼べば
いつも風吹く家だった厨から身を乗り出せばラグーンの蒼
仲良しのノアもフリオも引越して心に揺れる魚の尻尾


新しい家もメルカートが近くて、生き生きした人の流れがあって、ヴェネツィアの活気が感じられる場所です。今は少しずつ住まいを作っていくという作業が大変だけど楽しみ。

少しずつ暮らしの軸を移してゆく朝に晩にと二往復して
左官工と配管工のダビデいてそれがそのまま呼び名となりぬ
水色のペンキ届くを待ちながらサンルカ広場にパン買いに行く
新しい家具と思い出の家具を置く青林檎色のリビングルームに
ブルーベリーは新居へと喜びを一鉢にして抱えて帰る

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by ayusham | 2013-05-25 06:46 | 日々のこと | Comments(8)

ただいま+「のはらうた」工藤直子

長ひ長ひ夢から醒めてなほ浜の心地がしたり荷物解(ほど)けば


日本から帰ってきて最初の日は、目覚めた時ここはどこだっけと惑う。
ほんの数秒の間に、日本滞在の足跡を辿り、
寂しいような、自分の中に幸せがじわじわ広がってくるような不思議な感覚を覚える。

帰国前の3日間をヘビースモーカーの従兄の家にお世話になったせいか、ヴェネツィアに着いて荷を解いたら洋服が随分と煙草臭くなっていた。井戸水臭も。自分が吸っている時でさえ煙草の匂いは苦手だったんだけど、何故かそれは嫌じゃなかったな。従兄と夫、従兄の子ども達とうちの子ども達がすっかり打ち解けて、大切な人たちが繋がっていくのが嬉しかったです。
しばらく日本に帰っていなかったので過去を懐かしむことが増えていたけど、未来を渡していくという視点ができました。


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娘が学校に楽しく通うのに影響を受けて、息子もおべんきょうを始めました。
今日からは暗唱を。

やわらかく うたいつづけて
かぎりなく ゆれるすがたよ
みおろせば はるかなるうみ
あのうみは ぼくのふるさと

 
「うみよ よびかけのうた」より
導入期は一挙一動が可愛い!私は真面目な指揮者みたいに頑張ります。
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by ayusham | 2012-07-27 05:24 | 本・シネマ

さよならカモメ

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ああだから嫌だったんだこの街の浜ヤンキーの便所さんだる
ああ浜ヤンキーも二児の父となり大根二本子らに抜きたり
さよならこの街のカモメ来年はえびせん持って浦戸へ行こう

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by ayusham | 2012-07-22 23:17 | 日本 | Comments(0)

こけしは語る

今日はtonkoidさんに会いに福島市へ。
tonkoさん、Mさん、楽しい時間をありがとうございました♪

本線の白石越へて車窓より路肩に生えしわさっといふ青
まるで別世界のやうね柚子味噌の飯と山菜コロッケを食む
我に似し鳴子こけしの微笑みをヴェネツィアの家に持ち帰りたし
福島で変へてゆくもの守るもの奈良美智のこけしは語る
福島市中合デパート喫茶店計器二台とモンブラン並ぶ
モンブランに添へられたる桑の実はお母さんへと取り分けられり
欲しひのは核兵器なのださうなのだモンブランつつき夕暮れの来る

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by ayusham | 2012-07-19 21:40 | 日本 | Comments(6)

除染

部屋中を測量計で測ること実験のごとく何か明るい
あれもこれも切ってしまおう熊ちゃんの大すきだったブラックベリーも
この庭を埋めてしまうこと出来ずゐて誰が、どうして巨大ひまわり
さんだるの裏をじゃあじゃあ洗ひつつ考えている日本国憲法
けらけらと「こっちはすごい雨よ」って私も雨に打たれたくなる

(帰宅後、母より電話)

10年前に他界した祖父の遺影が、しょんぼりした白黒の写真からにっこり笑ってるカラー写真にリニューアルしていた。
父の実家が津波に飲まれ、家族がせめて故人の位牌と遺影だけでもと必死に瓦礫を探していたところ祖父の遺影が出てきて、ボランティアさんに写真のクリーニングをしてもらったら、なんと泥だらけの写真の後ろから綺麗な写真が出てきたそう。
遺影にするにはにっこり笑い過ぎてるねえ、と当時却下された写真らしい。
みんなで笑っちゃったそうです。
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by ayusham | 2012-07-18 21:54 | 日本 | Comments(0)

祭前夜

悲しみの底にいる人に会いにゆく電車の中吊りただ風に揺れ
借りてきた言葉なんかで誤魔化して泣くのはよそうただ側にいる
「ほうたるとひとつ息してゐたりけり」押入れの中暗闇作る
(のんちゃんママより螢カード届く)
震災の年に生まれしのんちゃんの髪クル・クルリ二度目の夏だ


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みなと祭前夜祭花火。花火もいいけど花火待つ人たちもよかった。
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by ayusham | 2012-07-15 22:47 | 日本 | Comments(0)